子供の頃の「あの遊び」って何であんなに名前がいっぱい?しかもあんな決め方を・・・あれはウチの近所だけ?

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Facebookで最近よく回っているアンケートが気になってまして。そういえばこないだラフティング行ったときにも車中話題になったんだよなぁ、これ。子供の頃にやった「あの遊び」、昔なんて呼んでました?
ちなみに、「あの遊び」のルールはこんな感じ。

  • 比較的幼い子供、複数人が集まって行う。対象年齢は小学校高学年くらいまでがいいところ。
  • 「追う側」と「追われる側」の2チームに分かれる。
  • 「追う側」はひたすら「追われる側」を追いかけ、全員捕まえることが目的。一方的に追いかける側なので、このチームは常に強者。
  • 「追われる側」はひたすら逃げ続ける。時間制限は特になく、このチームが勝つ条件は無い。
  • 「追う側」は、「追われる側」の背中を3回叩くと捕まえたことになる。
  • 捕まった「追われる側」は牢屋と決めたゾーンに移動範囲が制限される。
  • まだ捕まってない「追われる側」は、牢屋に捕まった同胞の「追われる側」に触れることで、触れた相手を牢屋から脱走させることが出来る。

これは、、、言葉にするとなんて酷いルールなんだ。笑 チーム分けの時から勝ち負けが決まってるなんて、不条理すぎる。これってまるで実社会の縮図のよう・・・(´-ω-`)
いやはやそれはさておき、この遊びの名称と、「追う側」「追われる側」の呼び名が、地方によって面白いくらいまるで違うんですよね。まぁ今みたいにインターネットが発達している訳でもなく、統一名称なんてテレビで取り上げない限り知る由もないですから、当然と言えば当然のことなのかも知れませんが。でもその割にこの遊び自体は広く全国に普及していて、ただ呼び名だけが一杯ある。普及はしてるけどその過程で呼び名が変わって行くって、一体何が影響してるんでしょうか。。。意外と誰か一人の勝手な付け替えが流行ったとか、そういうことかもしれませんが、考えるとちと面白いかもですね。
さて、Facebookアンケートを見る限り、おそらく一番メジャーな呼び方は「けいどろ」。それを逆にして「どろけい」というのもある。「どろじゅん」なんてのもあるらしい。「けいどろ」は「けいさつ」と「どろぼう」ってことらしく、「どろじゅん」は「泥棒」と「巡査」だとか。巡査って・・・いきなり階級で呼ぶの?笑 これ、なんか作為的なものを感じるなぁ。。

ちなみに、ウチは大阪南部でしたが、「たんてい」と呼んでました。これは結構マイナーな様子・・・。追う側はその名の通り「探偵」です。で、面白いのが「追われる側」。今思うと何で・・・?なんですが、「ぬすっと」と呼んでました。なんでそんな古風なんだ?笑 探偵が盗人を捕まえるってのもちょっとおかしい気がするし・・・やっぱり盗人捕まえるのは警察ですよね。なんなんだこの呼び名。しかもそれを恥ずかしがることなく平然と呼び続ける子供の頃の僕ら・・・。大人から見たら変な感じだったに違いない。


あと、思い出しても理解に苦しむのが、チーム分けの仕方。Facebookアンケートではそこまでに言及は無かったんですが、、、ウチの近所は実は「いろは唄」で決めてました。って、なんでそんな古風だったんだ・・・笑 全国的にはどうだったんでしょうか?
口に出すのももうすごく恥ずかしいのですが、子供たちが円形に並んでですね、順番に指差して行くんですよ。「いー、ろー、はー、にー、ほー、へー、とー。(ひと呼吸おいて、)ちー、りー、ぬすっと!!」平和ないろは唄から非常に唐突な宣告なんですが、とにかく最初から数えて10番目に指差された子供が盗人呼ばわりされる訳です。
さらに続きます。次の子供から「いー、ろー、わー、かー、よー、、、(ひと呼吸おいて)たんてい!!」 という訳で、何がどういう訳かも分かりませんが、とにかく探偵も強制任命されます。これを延々繰り返して、探偵と盗人に分かれるんです。理不尽にもほどがありますが、子供の遊びってそんなもんなんでしょうね。
で、ここまで書いて、大事なことに気付いちゃいました。。。本来いろは唄ってこうなんですよね。

色は匂へど 散りぬるを わがよ誰そ常ならむ 有為の奥山今日越えて 浅き夢見じ酔ひもせず

この唄、47音が一度も被ってないとか、実は立て読みにすると『咎無くて死す』って暗号が含まれているとか、そういうこと以前にですね、、、「いー、ろー、わー、かー、よー、、、たんてい!」の部分、間違ってる・・・!ホントは「るー、をー、わー、かー、よー、、、たんてい!」じゃないか!! 今まで30年間ずっと間違って覚えてたのか・・・(´・ω・`)

でもホント、他の地域ではどうやって「追う側」と「追われる側」を分けてたんでしょうね。じゃんけん?グーパー?あ、、そういえばグーとパーでチーム分けするときも、そのかけ声って地方特色が濃いような・・・ってこの話、終わらないですね。笑 いろんな地方のメンバー集まったら、一度聞いてみましょう。
Scene of ISHIZU

という訳で、ちと発散気味ですが、昔を懐かしんでみたのでした。


(参考)
「いろはうた」の歴史と意義]
いろは歌 - Wikipedia]