『聖☆おにいさん』7巻発売。相変わらずほっこりさせてくれます。

久々に新刊出たとの噂を聞きつけゲット!『聖☆おにいさん』の7巻です。週末いろいろフガフガモゴモゴしてたので、ホッと気持ちに抜きどころができて助かりました。
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休暇中の神様であるブッダとイエスが下界のアパートで暮らし始めて、、、という、言葉にするとなんとも説明しにくい話なんですが、このマンガ、何がスゴいって、主人公の2人の神様以外は誰も傷つけないギャグ漫画なんですよね。これって革新的なのではないかと。
普通ギャグにすると、例えばこうイジメられる子とか、悪役とか、役回りとして最低限あって、その中で配役的に傷つけられることもあったりしながらドタバタ・・みたいな感じかなと思うのですが、この漫画はそれがない。不幸な目に遭うのは、基本的にこの神様たちだけなんです。しかしそれも、二人とも神様ですからね。持ち前の神力?というか、ポジティブシンキングと運で、かる〜くゆる〜く乗り越えて行きます。結果的には誰も傷つけることなく、なおかつクスッと笑えるその軽妙さがツボで、ついつい買ってしまうのです。


僕は無宗教なので、仏教もキリスト教も、一般常識くらいのレベルしか知らないのですが、作中には仏教やキリスト教の戒律とか書物に出てくるエピソードなんかが、これでもかとコミカルに描かれていきます。僕が読んでもほぼほぼ分かるので、普通に大丈夫だと思うんだけど、これ、仏教とかキリスト教をちと勉強してきた経験がある人とかが読んだら、きっと更に面白いんだろうなぁ、と思うことも。たまーに理解できないところが出てきて、ちと歯がゆい感があります。。ま、調べれば勉強にはなるんだろうね。


でも、この手のお話、普通に知識として得る限りだと、聖書でもなんでも、そんな面白エピソードとして捉えるのがそもそも難しいですよね。その点、この作者は巧いなぁ、と思う訳です。頭がいいってこういう人でもありますよね。


言葉で説明しても伝わりませんね。とにかく、ぜひご一読あれ。リコメンドです。
※個人的にはイエスApple製品に手を出すところが7巻のイチオシ。笑