初めてアップルストアのワークショップに参加してきました!生の塩澤先生に感動して一気にGRD4の虜に!!

先日、アップルストア心斎橋で行われたワークショップ、GR DIGITAL×Macであなたの写真が変わる!!』に参加してきました。アップルストアでそういうのがやってるのは知ってましたが、パラパラとしか参加者が居らず、よっぽどマニアックな内容なんだろうなぁとか勝手に思って遠巻きに眺めていただけだったのです、、、が、これが大間違い!すごく分かりやすい内容で逆に初心者にぴったり。今まで誤解しててゴメンナサイ。
お詫びに、という訳ではないですが、感動が残っているウチにレポートを残しておきたいと思います。

講師は勝手に師事してる塩澤一洋先生([twitter:@shiology])!

僕が写真を始めたきっかけの一つであり、MacFlickrの魅力に惹き込まれた主要なきっかけでもあり、blogも写真に対する考え方ももろに影響されまくりで(勝手に)大恩人とさせていただいている塩澤一洋先生がアップルストア心斎橋でご講演、となればもうそれだけで大興奮です!僕はGR DIGITALを持ってないんですが、興味はアリアリだったので、生の先生のお話と写真で、どんなもんか確かめるつもりで行ったのですが、、、結論から言うともうとにかく虜です。これはすごいカメラですよ!

講演の最初に「皆さん、危ないですよ?GR DIGITAL4、欲しくなりますよ?笑」と言われてたのですが、もーホントにその通り。こないだ買わない宣言したばっかりなのに、欲しくてたまらなくなりました。。


※ピンクケースのご自身のiPhoneで撮影時のホールドのポイントを説明中の塩澤先生 (写真は掲載許可いただきました ^^ )
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GR DIGITAL4の魅力は手軽さだけにあらず。手の中からギャラリー品質を。

講演の内容は冒頭GR DIGITAL4の魅力を分かりやすく解説、そのあとたっぷりGRD4で撮られた写真とそのときのポイントを説明いただき「おぉ確かに・・」と納得の連続、最後はAperture3への取り込みとQA、という構成でした。
一番印象に残ったのは、見出しにも引用させていただいたのですが『手の中からギャラリー品質を』という総括と、『美・即・直』という3つのポイント。

3つのポイントのうちとりわけ印象的だったのは、『美』。とにかく、クリアな解像感、透明感がスゴいんです。逆光で光が透ける葉っぱの質感とか、ダイナミックレンジが広がったことによる明暗の描写とか、太陽の木漏れ日がきちんとオレンジで針のように細かく広がっていたり、、、、、
・・・いやー、無理。これは無理です。僕のつたない言葉ではまるで伝わりません。笑
ぜひぜひ塩澤先生のblogでGRD4の写真サンプル*1, *2を見ていただければよく分かると思います。しかもこの品質があのコンパクトサイズに収まるっていうんだから更にスゴいんです!塩澤先生は写真家もされているのですが、仕事にも耐えられる(実際に雑誌に掲載されたりギャラリーに飾られたりしている)レベルだとおっしゃってました。まさにこれが手の中に入るギャラリー品質なんですね。しかしプロに限ったことではなく、クリアな写真は素人にもモチロン嬉しいですからね。これは期待出来ます!


何が高価なのか。オートの性能にお金を出す。

とはいえGRD4のおそらく最大のネック、それは、値段です。発売当初普通に買うと、おそらくおよそ8万円弱してしまいます。。。一般的な感覚として、コンパクトなデジカメは(モノを選ばなければ)1万円台から買えてしまう時代、携帯やiPhoneのカメラもあなどれませんし、これはあまりにも高価ですよね。一眼レフも余裕で買えてしまう値段です。物欲全開の僕でさえも躊躇するくらい。笑 いったい何がそんなに高いのか?ブランド力か?とずっと疑問でした。
でもそこにも明確な答えが。ずばり、『オートの性能にお金を出すんです』とのこと。これはひとつ霧が晴れました。
すごく意外だったんですが、塩澤先生は普段の写真はほぼオート(いわゆる、P、プログラムモード)で撮られるようです。もちろん素人ではありませんので、SやAやMでも、きちんと思い通りの画が撮れる方だと思います。なのに何故オートで撮るのか。GRDは、ご自身が『あぁ、これを撮るにはこれくらいの絞りで、これくらいのシャッタースピードで撮るといいだろうなぁ』と思われるものに限りなく近くオートで撮れるからだそうです。それくらい賢いオートで、そこにお金を払う価値があるってことです。これには一番グラッときました。
写真雑誌とか見てると、コンテストのコメントなんかでも「ただ、オートで撮ってるのが残念ですね。意図が感じられない。」みたいなコメントもあったりするんです。そんなの見ると「やっぱりいい写真にしようと思うとマニュアルでいろいろ設定しないといけないのか・・」なんてちょっと残念だったんですけど、この言葉で「そっか、オートでもいいんだ」と思わせてくれました。嬉しい!!


※QAのときに「回し撮り」をGRD4で実演いただいているときの様子。
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他にも目玉機能。「瞬撮」する外部測距に、「より自然な」ダイナミックレンジの拡大。嗚呼もう欲しい欲しい!

基本性能以外にも、特に言及されていた目玉機能が2つありました。その1つが外部測距
外部測距ってすごいですね。素人の僕が説明するのはアレなのですが、要はこういう理解です。普通はデジカメで撮ろうとすると、以下のプロセスですよね。

    1. 対象にピントを合わせるために半押ししてピッというまで待つ。
    2. そのまま押し込んで写真を撮る

ところが、外部測距があると、

    1. 対象にカメラを向けて、グッとシャッターを押すと、ほぼピントが合ったものが撮れる。

これだけなんです!『美・即・直』のうちの『即』が実現される機能です。
日頃から「買い物は出会いだ」とか高らかに言い訳してる僕ですが、それ以上に写真は出会いですよね。しかも一瞬の。「あ!アレ写真に撮りたい、、、」って思ってカメラを出して電源入れて半押ししている間にシャッターチャンスは逃げるもの。。。悲しいです。これを少しでも減らすためには、構えた瞬間に撮れるカメラがあれば最適ですよね。GRD4には半押しでピントを合わせる機能もモチロンついてますが、そこ以外にも外部に距離を測る目が二つ付いていて、カメラを向けると対象との距離を自動で測ってピントを合わせてくれるらしいんです。ゆっくり撮れるタイミングなら半押しで合わせばいいし、一瞬のシャッターチャンスを逃したくないときは一気にシャッター押して瞬撮してもほぼピントが合う。これは、、、スゴいです!

あともう一つはダイナミックレンジの拡大。これは要は、「暗いところは黒く潰さず、明るいところは白くトバさない」機能のことです。今までのGRDシリーズもキレイに撮れてたようですが、それが更に拡大されたみたいです。
綺麗な風景とかを撮るとき、明るすぎるあまり空が白くなってしまったりって、自分でもよくあるし、普段写真を撮らない人が撮った写真だとすごくありがちなんです。これを出来る限り防ぐ機能ですね。
塩澤先生が提唱されてて、僕もそれを聞いて以来ずっと意識してる「青空基準」という話がありまして。「空を見たままに青く撮る」と写真はすごく生き生きして見える、という考え方なんですが、それをより実現しやすくする機能でもあります。
これも言葉じゃなくて見比べるとよーく分かるんですが、意識しないと空は白くなりがちです。本や雑誌や店頭で見るプロの写真と自分が撮った写真がどうも違う、、、の悩みの原因のひとつもこれにあると思います。空が青いとすごい自然に見えるんですね。
塩澤先生曰くは、「強・弱・オフが選べるけど、どうせ使うならガッツリ強で!」とおっしゃってました。頼もしい機能ですね。笑



・・・・。買うしかない!

ふー。まだまだ書きたいことはありますが、ひとまず今日はココまで・・・あぁぁしまった!写真のこと書いてんのに文字ばっかり・・・(´・ω・`) と思って、気休めですが、ワークショップの帰り道にこれからはRAWで撮ることを決意して撮った写真を最後に載せといた次第です。。(撮影はOLYMPUS E-P1
PA095876
しかしGRD4、素晴らしすぎるな。やっぱり買うか。買うしか無いな、こりゃ。


なお関係各位、週明け、苦情・disは受け付けませんのであしからず。笑