ひきつづき六甲ミーツ・アート。

引き続き六甲ミーツ・アートの話です。夜の部。最後に観た六甲枝垂れが忘れ難く。
ROKKO-SHIDARE OBSERVATORY - from inside
これ、展望台なんですが、山の上に立つ一本の大きな樹をイメージして作られたとか。周りには枝葉をイメージしたヒノキで出来たフレーム・・・あれヒノキだったんだ!冷たい鉄パイプかと思ってました・・すみません。。しかしよくまぁこのような形を考えましたねぇ。こういうのにも図面があって、ということは法則性とか何故こうしたのかもきっとあって。。。とか、その仕事思考っぷりが気になってしょうがない。笑 このスキマから見る月がまた風流でした。

樹の幹の下はから空を眺めるとこうなります。空がポツンと見えて、非日常感に浸れる場所。空気の流れが上に向いて、自然と風が流れる作りになってるんです。建築家の考えることは凄いなぁ・・・とただただ感心。空気の流れまで考えちゃいますか。日中は陽だまりになる場所もあったりして、昼夜両方楽しめる施設です。
Into the sky

そうそう。六項枝垂れは元々常設されてるものですが、これに対してライトアップするのがミーツアートの魅せ所。伏見雅之さんの作品『Lightscape in Rokko』です。気の向くまま歩いたけれど、ここにたどり着けたのはよかったなぁ。
Oranged
時間経過によって光り方は変わります。六甲の自然の移ろいを表現するんだ。多分。いや違うかな?笑
Greened
澄んだ空気と夜の空に映える色。明るすぎないのもよかったです。ほんわりと包む色味でした。そっか、ライティングもアートか。
Reded

僕はデザインの専門家ではないので、それが専門的に見てカッチョイイのかダサいのかは正直よくわからない。けども、こういう大自然と人工物とのmixの試みが、瀬戸内やら六甲山やらで集客出来るイベントに昇華されていくってのは、今の日本に必要で、大事なプロセスなんだろなぁと思います。政治やビジネスで日々熾烈な国際競争がされているけども、日本人は元々モノ作りに長けてるんだから、そういう部分で国際社会の中に個性を見出していくってのは、中国にGDPで負けちゃって最早世界第三位の経済国になった日本には必要なんだろなぁ・・・と。デザインが引っ張るニッポンの国力、とか思ったり思わなかったり。大袈裟か。そうでもないか。ともかくこれからもこういうイベントじっくり色々見ていきたいですね。