初築地!は行列の試練・・・。寿司大で贅沢ランチ。

さて、夏休みのプチお出掛けということで、東京に一泊で来ております。フラフラ見たいとこ見て、ついでに八月から東京に転勤になった同期のお宅訪問も兼ねて。その同期も東京観光したいってことだったので、休暇に合わせて一緒にオノボリさんコースを回ろうってことで。
出張で何度も来てますけど、ガッツリ観光ってのはあんまりしたこと無い二人。ランチもどうせなら普通に美味しいってトコよりは、That's観光地を感じられるトコってことで、築地でお寿司という選択。しかも超有名店の『寿司大』に行ってみよう!と思い立ちました。並ぶのは覚悟の上ですが、平日だし、、でも夏休みだし、、、不安と期待が交錯しつつ、12時というお昼時どピークに到着。。
築地、寿司大にて。
ほーらやっぱり店の前にこの列・・・、プラス、離れた場所にこれより少し多めの人数が・・・・・・。挫けそうになりましたが、事前にWebで「長い時で二時間待ち」ってインプットされてたので、覚悟を決めて並びます。


・・・行列を待ちに待ちに待ち、、、ホントに待ち、、、待つこと何とおよそ3時間!!我ながらよく3時間も待ったな。。。で、ようやくお寿司と御対面です!コースは"「旬魚」おまかせセット" 3900円コース。ランチとしてはとっっっても豪勢ですが、3時間も待ったんだし、ここはひとつ奮発して、ってことで。笑 このコースは握りのお任せ10貫と、巻物、あと最後にメニューから好きなモノどれでも一品追加できるんで、そう考えるとそこまでめちゃくちゃ高い訳じゃないですね。味も考えるとむしろ凄く高CPでした。
一品目、トロ。文字どおりトロける旨さ!問題ないですねぇ。。次は初めて食べたコチという魚。鯒と書きます。塩でいただくさっぱりプリプリがスゴく旨い!三つ目は金目鯛の昆布〆。これも旨みがぎゅっと詰まってて美味!うーん、、お世辞抜きに待った甲斐がありました。さすがの有名店!期待を裏切りませんねぇ。
一品目、トロ。 二品目、コチ。  三品目、金目鯛の昆布〆。
ちなみにコチって馴染みがないので、ちと調べてみました。

魚貝の物知り度/★★★ 知っていると通人級
食べ方◆刺身/塩焼き/ちり(鍋物)/椀もの/煮つけ/天ぷら他
○野締めは美味 ◎活けは非常に美味
生息域◆南日本。
生態◆■雄性先熟。満2歳35センチまでは雄。40センチを超えると雌に性転換する。■ 産卵期は4月から7月。■ 水深30メートルくらいまでの浅い砂地でエビや魚を捕食している。
大きさ◆1メートル前後になる。
市場での評価・取り扱われ方◆年間を通じて入荷は多いが、初夏から秋が多い。値段はやや高め安定。活魚は高級。
quoted 市場魚貝類図鑑"マゴチ"

だって。へーへー。いや、確かにこれ美味、かつ旬なんですね。さすがはお任せコースですねぇ。勉強にもなるなる。

続いてはウニと秋刀魚。ウニは北海道産で濃厚な旨味たっぷり、全く生臭さもありません。秋刀魚はさすが旬魚!これも脂が乗ってて最高です。秋刀魚の旬は秋口だと思ってたんですが、今の8月の秋刀魚は新モノと言われ、刺身で食べるのに適してるらしいんです。秋刀魚は秋の焼き魚もいいんですが、この時期に寿司で食べるのはホントにいいです。僕はここ2,3年で知ったのですが、食べたことない人は、是非。続いてサービスのギョク。焼きたてなんで卵がフワッフワです。東京の玉子っていうと甘目の味付けを想像してましたが、甘さ控えめで丁度よく、これまた美味です。あと、縞鯵。事前に「何か苦手なモノはありますか?」って聞かれて、貝類が苦手な旨を伝えたところ、連れの貝と同じタイミングで僕にはこれが。鯛のような味かつ、脂の旨み、みたいな。巧く言えませんが、とにかくプリプリで旨いんです。初めて食べましたが、これも今が旬のようです。しかし、苦手なモノをワザワザ事前に聞いてくれて、それを踏まえて良い感じにアレンジってしてくれるんですね。サービスの心遣いが嬉しくて、ますます好感。どんどんお気に入りになります。
四、五品目、北海動産ウニと旬の秋刀魚。 サービスの玉。 六品目、縞鯵。


お次は太刀魚。お客さんのフランス人カップルには「knife fish」と紹介してました。チョイと炙って、ポン酢で味付けされています。太刀魚は皮付きで食べるのが旨い食べ方とされているようなんですが、こちらでも勿論皮付き、旨い!です。お次は白エビ。少し見にくいんですが、小さいな甘いエビをいくつも重ねて握っています。これ、ホントに甘く、旨い!新鮮なのがビシビシ伝わります。シロエビは本当に小さい海老なので、一匹一匹剥いて、この刺身にするのに30分とか手間のかかる代物だとか。そう思って食べると貴重ですねぇ。。あと巻物と、マグロの漬けです。巻物はネギトロとタラコです。旨い握りが続くと、こういうシンプルなのがホッと一息になりますね。もちろん旨いですよ。
七品目、太刀魚。 八品目、白海老の重ね。 九品目、鮪のヅケ。


さて、コースの最後の10品目はこちら、煮穴子です。奇遇にも丁度穴子も食べてみたいと思ってたんですよ。関西では穴子といえば焼きが主流だと思うんですが、関東では煮穴子が主流のようです。極限に柔らかく煮込まれていて、口に入れるとすぐトロけました。旨い!で、最後と言いつつ、10品が終わると、更に最後にもう一つ、お店の全メニューから好きなものを追加注文出来るんです。僕はオススメの中にあったイクラをチョイス。魚卵、好きなもので。。こちらもウニと同様、北海道産のイクラをこちらのお店で醤油付にしたもの。感想は勿論、、もうこればっかり言ってますが、勿論旨い!です。
十品目、煮穴子。 最後のプレゼント、北海動産いくら。 


で、本来ならここでお終いなのですが、目の前のケースに入った素材の中で一つ気になる存在がいましてね。折角のせっかくの機会なので、追加注文。笑 それがこちら、シンコです。あとで聞いたんですが、東京の寿司と言うとシンコ、って言う人もいるくらい、基本、かつオススメらしいです。コノシロの小さなモノをコハダと言うんですが、それよりも更に稚魚を、シンコというそうで。出世魚ってやつですね。稚魚になる方が高いそうで、、さすが寿司大!ここでは酢漬けにしたものを重ねてます。確かにこれ、すんごい旨い!抜群に味付けされたシンコが重ねられてますが、この仕込みもかなり手が掛かるんだとか。僕は初めて食べましたが、まだの方は是非!僕はこの日一番の感動でした。最後の最後で直感信じて注文してホント良かった。笑
追加の一品、シンコ。


総じて、、、とにかく旨い!お任せオススメで、旬も学べるし、それゆえに勿論美味しいし。土曜日が無茶苦茶混み、次いで月曜日が混むらしく、まぁ、3時間並ぶ覚悟は必要ですが、、、ここはまた絶対来たいですね。秋とか、冬とか、季節に一回くらいは来て、旬を学ぶってことで。土地柄、板前さんも皆さんコミュニケーション能力高くて、色々教えてもらえるし。嗚呼・・ホント、次はいつ来よう・・笑