ようやく初体験、祇園祭2010。

祇園祭2010。提灯。
やっぱ日本人に生まれたからにはこれを観ないとねぇ。。。とまではいきませんか。30年間大阪に住んでますが、今回初めて祇園祭に参加してきましたよ。ホントは16日の宵山に出掛けてバシバシ撮りたかったのですが、仕事と体調の両方がそれを許さず・・・悲しい。。。けどその翌日17日、諦めずに5時置きで準備して一路京都は祇園まで。初祇園祭
気合が入りすぎて8時過ぎに現地着だけど、もう人が一杯でした。さすが祇園祭!しかも今回がEOS7Dの初外撮り!細かい操作がまだ全然覚えられてませんが、否が応にもテンションだけは上がります。細かい設定はカメラに任せて、初の祇園祭をとにかく堪能してきましたよ。
祇園祭2010。長刀鉾。Pressに混じって。 祇園祭2010。いよ〜

阪急河原町のひとつ手前。烏丸で降りたら、そこはもう鉾の発着点です。「先頭は決まって長刀鉾なんですよね〜?」って尋ねられるも、そもそも鉾って何なの?ってレベル。祇園祭について何も知らな過ぎるので、調べてみます。

祇園祭は京都の八坂神社の祭りで、京都三大祭り(他は上賀茂神社下鴨神社葵祭平安神宮時代祭)、さらに大阪の天神祭、東京の山王祭(あるいは神田祭)と並んで日本三大祭りの一つに数えられる。また、岐阜県高山市高山祭、埼玉県秩父市秩父夜祭と並んで日本三大曳山祭の一つにも数えられる。なお岐阜県高山市高山祭滋賀県長浜市の長浜曳山祭と並んで日本三大山車祭の一つともなっていて、日本を代表する祭である。7月を通じて行われる長い祭りであるが、神輿渡御や山鉾巡行宵山が中心となる。宵山、宵々山には旧家や老舗での宝物の展示も行われるため屏風祭の異名がある。また山鉾巡行では文化財が公道を巡るため動く美術館とも例えられる。
quoted from Wikipedia "祇園祭"

なるほど、日本三大祭ね。7月中はずっと祇園祭で、毎年16日が宵山、17日が山鉾巡行なのは固定のようです。で、山鉾って何かというと?

山車(だし)とは祭の際に使われる出し物。豪華な装飾が施されていることが多い。神幸祭などでは、山車が町の中をねり歩き行列になる祭もある。
やま(「山」「山車」の表記のほか、車偏に「山」の国字「軕」の表記もある)、曳山(ひきやま、曳き山とも)、舁き山(かきやま)、担ぎ山、山鉾、鉾、山笠、祭車、御車、屋台(主に長野県、静岡県遠州岐阜県飛騨など中部地方)、地車だんじりだんぢり。主に関西地方)などと、地方によって様々な呼ばれ方をする。
quoted from Wikipedia "山車"

はぁはぁなるほど。まぁ結局だんじりも山車も一緒なんですね。で、巡行はというと?

宵山山鉾巡行
祇園祭のハイライト。元々は付け祭りだったが、こちらの方がはるかに大規模になった。山鉾からは祇園囃子のコンチキチンという独特の節回しが聞かれる。現在のような囃子ができたのは江戸時代から。また、ゴブラン織りをはじめとする豪奢な山鉾の飾りも見どころの一つ。(中略)山鉾の数は現在は32基(鉾9基・前祭の山14基・後祭の山9 基)で、これも時代によって変化している。山鉾は長刀鉾を先頭に午前9時に四条烏丸を出発し、午前中から昼過ぎにかけてコースを回る。稚児による斎竹(いみたけ)の注連縄切りやくじ改めなど見所は多岐に渡るが、目を引く見所の一つは辻回しと呼ばれる鉾の交差点での方向転換である。鉾の車輪は構造上方向転換が無理なため路面に青竹を敷き水をかけ滑らして向きを90度変える。巡行終了後は直ちに解体・収納される(長刀鉾の稚児は新町御池で鉾から降りる)。
また、山鉾には日本には存在しないエジプトのピラミッドやラクダなどが描かれたものが存在する。
quoted from Wikipedia "祇園祭"

なるほどねぇ。一番最初の縦写真二つがその長刀鉾です。先っちょに長刀が付いてますしね。図らずもいいのが観れたわけだ。よかったよかった。
ちなみに、鉾は烏丸から東に向かって河原町の交差点まで進んでいくのですが、人ごみを掻き分け(ホントに人が多い)進んでいくと、こんな感じで辻回しが観れます。。。って河原町交差点から東が人で埋まってる!エライこっちゃ!!あそこには流石に混じりたくないなぁ・・・。
祇園祭2010。辻回しの現場。河原町の交差点がエラいことになってます。
すんごい人ですね。。烏丸で降りて正解だったかも。。ん〜でも、見所なんでしょうけれども、大きな鉾になるとグリングリン回る訳じゃないんですよね。5分くらい準備して、グリ!また5分くらい準備して、グリグリ!みたいな。その間みんな必死で動画撮ったりカメラを向けたりして・・・もう大変。岸和田だんじりみたいなゴリゴリ強烈に回らず、よいしょ・・・・よいしょ・・・・ってゆっくり回るのが、味というかなんというか、大阪と京都の文化の違いなのかもしれませんねぇ。風流というのか、いとをかし、というのか。。。


そういえば烏丸と河原町のちょうど真ん中辺りかな?おそらくは大会役員席的な位置で一回止まって、来年の順番のくじ引き?みたいな事をやってました。「〜〜町の○○鉾、△番!」とか高らかに宣言されて、何か儀式的な振る舞いをするところがあるんですね。直前で鉾は停止して待ってる中、代表者のおじいちゃんだけが大会委員長みたいな方にお辞儀してくじ引きして・・・みたいなことをするんです。他の町は比較的代表者はおじいちゃんなのですが、そんな中一人子供がトコトコと歩いてきて、もう、大人気。一挙手一投足が「カワイ〜」の声援です。いいなぁ。笑
2010祇園祭。子供店長ならぬ・・・。
ぱっと見は子供店長にしか見えないのですが、、、この儀式のあともビシっと鉾を呼び出したりして、決まってましたね。


しかしこの日は暑かった。暑いし人多いし体調もそんなに良くないし。ふと見上げると四条通沿いの建物からも見物客が・・・いいなぁ、まさに高みの見物。中はクーラー効いててビール片手にってシチュエーションか。うーむ、あぁいうコネクションって羨ましいなぁ・・・。
祇園祭2010。鉾の車輪が凄く大きい。。
* all taken by Canon EOS 7D with SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
暑いのは辛いけど、「暑い〜暑い〜」とか言いながら冷たいビールなんか飲んだりしたら、もうこれぞ夏!って感じで最高なんでしょうね。・・・あ、自分、ビール飲まないんだった。。よし、ジンジャーエールにしよう。祭×ジンジャーエール。これに花火でもプラスされようもんなら、もう、最高!今年の夏はそんな感じで行きたいねぇ。

あ、あと通な人やら地元の人やらは、お昼に一通りの巡行が終わった後、山鉾が帰り道に通る細い路地に待機してるらしいですね。規制されてる四条通と違って、本当に間近で見れて最高なんだとか。今回は暑さに負けてそこまで粘れませんでしたが、来年はちゃんと下調べしてそういうスポットにも足を運んでみたいなぁ。
ちなみに今年は宵山が金曜日でしたが、確か来年は宵山が土曜日、巡行が日曜日というベストな日程らしいのです。これは行かないと!・・けど、何十万人という規模で人が集まるんでしょうから、、覚悟して行かねばね。ま、夏を感じるのにはそれくらい混み合ってる方が逆にイイってこともあるかも。をかしの文化じゃないけど、日本の夏ってそういうもんですよね・・?あれ?庶民だけかな・・・?