映画『告白』。

土曜日、アルゼンチン戦に間に合うように、観て来ました。映画『告白』
Official HP「告白します.jp」


命の重さを問う、という重いテーマ。
惹きこまれました。冒頭のシーンから、釘付け。2時間あっという間でした。


ネタバレしないように気をつけて感想を書くと、やはり特筆すべきは構成ではないかと。
映画の冒頭は文字通り告白から始まります。担任の先生の視点で、あくまで淡々と。
一連の告白の後、今度は一人称が変わり、また淡々と。淡々と。
色んな登場人物が、各々の視点から心情を吐露します。
その間も時間は刻々と進み、それぞれの思惑が交錯。。嗚呼、あぁぁ、、、です。


自分が卒業して15年。今の中学校って本当にあんな感じなのかな?と最初少し疑問に思いつつ観てましたが、
Webと携帯と子供の心無さが掛け算されると、昔には無かったシチュエーションが生まれ得る、ってことを思うと、
決して誇張ではないな、とも感じて。言葉を失います。
若い子も、同世代も、諸先輩方も、一度見て欲しいな。是非。


あ、そうそう。
松たか子の淡々とした演技も、彼女の真骨頂なのではないかと。
ラブジェネで観てた頃が懐かしい。やっぱり残っていく人ってのは力持ってますねぇ。


小説ってどんな構成になってんだろう?映画とは違うような気もするし、凄い気になる。
読むかな。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)