ほぼ私信。Flickrを使い始めたばかりの人に教える、非公開にしてある写真を親しい人だけに共有する方法。

またまた久しぶりの更新になってしまいましたが。。。今回は久しぶりに「ほぼ私信」シリーズとして、Flickrを使い始めた友人に向けた、非公開写真を仲間内だけで共有するのに簡単な方法を紹介します。
Flickrを使っている日本人は個人的な写真のバックアップとして利用している人も多いと思うのですが、たいていの写真を「非公開」のステータスにして一般には見えないようにしていることが多いですね。でも、基本的には「非公開」にしている写真ですが、家族や親しい友人にだけは公開したい、というケースもあるかと思います。世の中に対しては非公開にしつつ、家族や友達には見てもらいたい、、、そんなときにはFlickrの便利な機能である、"Guest Pass"を使いましょう、というのが今回の話です。では早速、実例で紹介してみます。


前提として、他の人と共有したい写真が一つのset(写真のグループのようなもの)に入っている状態だとします。(Flickrを使う場合は、setを活用すると非常に便利です。作り方はWebにいくらでも書いていますが、setのルールをSimpleにしておくとさらに便利なので、この話はまた今度詳しく書こうと思います。)
今回の例では僕が5月に撮った普段の写真が入っているset:"201205"を使用します。まずはそのsetを表示させましょう。(Flickrのトップページからであれば、"You" -> "Your Sets"と辿って行くとsetの一覧が表示されますので、そこから対象のsetを選びましょう。)
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共有したいsetのトップ画面の、画面右上の方にある、"share"ボタンをクリックします。初めてここをクリックした人は、下の画面例のように、"Share this via..."という、TwitterFacebookを使って写真を共有するためのセクションが開いているはずです。
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その下にある、"Grab the link"のセクションを開くと、以下の画面のようになります。
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今回の例で使用している"201205"のsetの中の写真は、基本的にほぼ非公開にしていますが、もしこのsetの中に入っている写真のうち、世の中に公開している写真だけを家族や友達と共有したいのであれば、あとは "Here's a link to this set. Just copy and paste!"と書かれた下にある、httpから始まるリンクをコピーして、メールで送ってあげればそれでOKです。URLを受け取った人たちがそこにアクセスすると、"201205"のsetに入っている写真のうち、「公開」している写真だけを見ることができます(が、当然、「非公開」に設定してある写真は見ることが出来ません)。



でも、基本的には非公開にしている写真であっても、家族や友人にだけはこっそりと公開したい・・・ということも多いと思います。そんなときには、先ほどのリンクの下にある、"Private (only you)"と書かれたチェックボックスにチェックを入れます。そうすると、さらにその下にある"ADD A GUEST PASS"というボタンが青くなって押せるようになります。
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"ADD A GUEST PASS"ボタンをクリックすると、こんな風にGuest Passと呼ばれる特殊なURLが発行されます。"A Guest Pass has been added. Grab the link!"と書かれた下にあるURLをコピーして、写真を共有したい家族や友人にメールで送ってあげれば、"201205"のsetに含まれていて「非公開」に設定されている写真も全て見ることができるようになります!
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Guest Passは、このsetの中の「非公開」の写真にアクセスするための秘密のURLのようなものです。写真をいくつか「非公開」にしていても、この秘密のURLからはアクセスできるようになっています。
でも、URLを見たら分かるとおり、ユーザー名以降の部分がぐちゃぐちゃの乱数っぽいものになっていますので、まったく何も知らない人がこのURLを推測することはまず不可能です。なので、この秘密のURLをメールで受け取った本人(家族や友人)しかこのsetの非公開写真は見えないのと同じ状態、つまり世の中には非公開の形のまま、家族や友人と安全に写真を見せ合うことが可能になります。



ちなみに、「一定期間だけ友達に公開して、あとはこの秘密URLは削除したい」という場合もあると思います。
そんなときは、先ほどの画面の下にある"Guest Pass history"と書かれたリンクをクリックします。するとこんな画面になります。これは今までに発行したGuest Passの履歴確認画面です。
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ここで各setに対して発行したGuest Passの履歴が確認できますが、もう必要ないGuest Passがある場合は、そのGuest Passの右側に赤字で表示されている"Expire"をクリックします。これでそのGuest Passを失効させることが可能です。過去にGuest Passを送られた人たちもアクセス出来なくなり、自分だけがアクセスできる状態に戻ります。
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※ちなみに勿論、僕の"201205"にも非公開写真がありますので、上の例で試しに発行しているURLは現在はexpireされていて無効です・・・。あしからずご了承くださいませ。



というわけで、Guest Passを上手く活用すれば、たとえば友達同士で旅行にいった写真を一旦Flcikr上に「非公開」でバックアップしておき、旅行メンバーにだけあとでGuest Passをメールで連絡して写真を見せてあげる、一定期間が経ったらGues Pasを削除して再び自分だけが見れる状態に戻しておく、、、というようなことが簡単に可能になります。


Flickrを使い始めたばかりの方は、ぜひ活用してみては如何でしょうか?リコメンドです!



(あと、、、すみません、近いうちにまた、物欲記事もきちんと書きますので。。。笑)